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経営者のこと
アメリカから悲しいニュースが届きました。
アップルコンピュータの創業者、スティーブ・ジョブズ氏の訃報です。

以前、このブログでも僕のMac入門について書きましたが、
音楽や広告の世界に入ったのは、間違いなくマッキントッシュのPCが、
その能力とは別の意味で、僕にとってスペシャルだったからだと思います。

無機質なパソコンに彩りを与え、デザインの持つ力を知らしめ、
そして、それを手に入れた人々が、さらに次のデザインを産み出していく。
今のところ、これ以上素晴しい連鎖を僕は知りません。

インターネットの開発は、アメリカの軍事産業に由来していますが、
その健全な普及は、やはりアップルの業績を抜きには語れないと思うので、
今の僕たちの暮らしにおける、その恩恵を改めて考える時、
偉大な創業者である、スティーブ・ジョブズ氏に対して、
改めて、敬意を表し感謝したいと思います。

そして、音楽を愛する人間のひとりとして、
iPodを通じて、世界中の人々が音楽を携帯し、
いつでも楽しむ事が出来る環境を整えた事に対しても、
感謝の気持ちを伝えたいと思います。

今、日本では巨大な企業が、その存在意義を問われ、
その代表である、社長の責任も追求されています。
特に僕の住む北海道においては、
北海道電力のやらせの問題が住民の大きな関心事になっています。
しかし、残念ながら社長自ら登場し、
なんらかの説明をするという状況にはなっていません。

企業は、法律で人格を与えられ法人となります。
だから業績に対しては、賞賛も批判もその法人が請負うのが、
定められたルールであることは理解できます。
しかし、やはりその顔である代表者(社長)は、
魂を持たない法人の替わりに、
心を込めて社会と接する必要があるのではないでしょうか?

ジョブズ氏は80年代、自らが創ったアップルを追い出されます。
おそらく当時は、多くの人がジョブズ氏に批判的だったはずです。
しかし、それすらも推進力とし、新しい事業を起こし、
彼は再びアップルコンピュータに戻って来ます。
そういった気骨のようなものを、今の日本の大企業の経営者に感じる事は、
残念ながら、ほとんど無いと言っていいでしょう。

良い時は自分のお手柄とし、多額の報酬を受け取り、
都合の悪い時には雲隠れし、多額の退職金とともに消える。
そんな人に僕たちの暮らしが依存している事は恐ろしい事です。
ジョブズ氏のようなカリスマを持たずとも、
公共性の強い企業の代表者であれば、
自らの業務が社会に与える影響を、もう一度自覚し直して欲しいと思います。

個人的に、アメリカ政府のする事に対しては、
到底同意出来ないことが多いのですが、
しかし、アメリカ人には素晴しい人物がたくさんいます。
その最たる人、スティーブ・ジョブ氏が亡くなった事は、
本当に残念でなりません。

あなたのアイディアが僕に与えた影響は計り知れません。
本当にありがとうございました。安らかにお眠りください。


最後に、スタンフォード大学の卒業式の祝辞で、
ジョブズ氏が学生に向けた言葉の中から引用します。

「他人の意見という雑音で、内なる声をかき消さないでください
 あなたのハートと直感に従う勇気を持ってください
 それらは不思議とあなたが本当はどうなりたいのか既に知っています
 他は全て二の次です」

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