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あぁ、厚かましや。
前回のブログで、僕が以前、仲間たちとBARを経営してた事を書きました。
その頃の話をもうひとつ。

20代からの遊び友達だった僕たちは、
性格的にか、時代的にか、皆、独立志向が強く、
起業するものや、士業の資格を持ち独立するものがほとんどでした。
そして30代の前半、互いに認め合う仲間同士で何か仕事がしたいと思い、
集まって飲んだりするたびに、様々な企画を練っていました。
メンバーに料理人がいたことや、共通の趣味が音楽だったこともあり、
いつしか、音楽にこだわりを持った飲食店の企画で盛り上がりました。

しかし、資金が潤沢にある訳も無く、企画のほとんどは絵に書いた餅同然で、
そのころの狙いは「金は出すけど口は出さない投資家を見つける」でした。
当然、世の中そんなに甘い話があるはずも無く、
僕たちは、身の丈通りの小さな店を運営することになりました。

ところで最近、東京電力は国の財布から一兆円ばかり借りて、
混迷の今を乗り越えようとしています。
福島第一原発事故の様々な補償に充てられるであろうお金ですから、
税金が投入されるのも、やむを得ないでしょう。
しかし、一兆円もの税金が投入される以上、国(私たち)には、
東電の経営に口を出す(権利ではなく)必要があります。
なのに、東電は「金は出しても口出すな」の構えで、
あくまでも経営権は自分たちが有すると主張しています。

自己主張が大事で、退くことは損で、謝った方が悪、みたいな、
アメリカンな感覚が覆い尽くす昨今の日本では、
東電の出方や言い分は普通なのかもしれませんが、
それでもやはり、いくら何でもおかしくないでしょうか?

経営陣が裁判にかけられることも無く、
料金値上げや税金投入の前に自分たちの財産を手放すことも無く、
税金投入後も経営権(旨味)は自分たちが握るつもりでいたり・・・。

あの頃の僕らに足りなかったのは「厚かましさ」だったと、
最近よく思い知らされていますし、足りなくて良かったと安心しています。

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