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パソコンを捨てよ、公共に出よう
少し前の話になりますが、
北海道大学のグローバリゼーション研究会のシンポジウム
「橋下・大阪維新の会を考えるーグローバル化・都市戦略・ハシズム」
に参加しました。
平松邦夫・前大阪市長と池田浩士・京大名誉教授を迎え、
山口二郎・北大教授と中島岳志・北大准教授とのディスカッションまで、
2時間半に渡って、政令市のことと橋下新市長のこと、
平松氏の敗戦分析なども含め、真冬にホットなシンポジウムでした。
通路にパイプ椅子を増設するほど、溢れんばかりの来場者で、
橋下徹市長への関心の高さがうかがえました。

会場を見渡すと、60代の方が圧倒的に多いように感じました。
この1年、可能な限り興味のあるシンポジウムや集会に参加していますが、
そのほとんどで来場者の年齢層は50〜60代の方が多いようです。
平日昼間の開催ならそれも不思議ではないのですが、
夜の開催や土日の開催でも、30〜40代の方を多くは見かけません。

まだまだ若く、少し経験もある30〜40歳の僕らの世代が、
社会に積極的に関わらないといけないと考える僕にとっては、
社会の問題を知り、学ぶ機会である各種集会に、その世代が少ないことは、
少し寂しい気がしますし、大きな問題でもあるように思います。

新聞やTVを見ることを完全否定はしませんし、
もちろん僕にとっても新聞とTVはニュースソースです。
でも、いわゆる大手マスコミの言説だけに感化されないように、
できるだけ多くの意見を見聞きする努力をしています。
それがたとえ自分の考えを否定する内容であっても、
もしかすると、むしろそういうものほど、
目と耳と心をしっかりかたむけるべきではないでしょうか。

自分の意見に添ったコメントを見聞きすることは心地よいものです。
まるで自分が褒められているような、あたかも同士を得たような気分。
政治への不満、社会悪の排除、社会問題の追及、
個人の声が届きにくい大きな現場に、自分の声が届いている感じ。
ニュースショーで顔をつくって話すキャスターが、
自分の考えてる事を代弁してくれて、放映時間中頷きっぱなし。
ときどき新しい問題提起までしてくれて。

でも、その自分の考えはどこで出来上がったんだろう?

昨日そば屋で見た週刊誌にも何か書いてあったし、
新聞でも社説含めて、でかく取りあげられてた。
ネットニュースでも大体自分と同じ意見のようだ。
時々過激な意見の人がつぶやいてたり、書きまくってるけど、
どうせネットの中の少数意見に過ぎないに違いない。
家族や友達とはそんなこと話さないけど、
きっと自分と同じ意見に決まってる。家族と友人だもの。
で、よく見てみたら、週刊誌も新聞もTVもネットニュースまで、
同系列の会社から発信されてたりして、
よく考えたら、実家でも同じ新聞とチャンネル見てたなぁ。
と言うような事は無いでしょうか?

でも、たくさんの新聞を読んだり、ニュースを録画して見たり、
ネットを隈無く検索するのは、専門家か暇人か好事家のすることだし、
そういう意味で、シンポジウムなどの公共集会はとても有意義です。
識者が語る内容、会場の雰囲気、チラシのデザイン、
様々なところから社会の情報に触れる事ができます。
リビングで誰かに編集された記事に触れるのとは明らかに違います。
野球観戦やコンサートなどと同じく、ライブ感があるのです。
参加する時間は、話を聞きつつ、ゆっくりと自分の考えも巡らすのです。

僕は橋下氏のような豪腕は振るえないなとか、
意外に橋下氏の知事時代の功績は知らないなとか、
大体こういうシンポはマイクの調子が悪いなとか、
けど橋下氏って3個上なんだ、すげーなとか。

そして最近、寺山修司の「書を捨てよ、町へ出よう」を久しぶりに読んで、
内容はともかく、タイトルの響きに改めて惹かれており、
町に出ていろいろ学びたいと思っているところです。

同世代のみなさん、ぜひ町へ出て、社会をライブで楽しみましょう。
| - | 17:56 | - | - | pookmark |